単行本4巻14ページ目~17ページ目(喪28:モテないし夜の世界に行く)の一連のシーン。
ショック療法のつもりか少年漫画の読みすぎか、自らをキャバクラという逆境におけばコミュ力が鍛えられるのではないかと思い立ったもこっち。よっぽど良いアイデアだと思ったのか、ほとんど何もしていないうちにキャバ嬢として成功した自分を想像して妄想に浸ります。
少し前までクラスメートに普通に話かけることすらできない自分に絶望していた事もすっかり忘れて、今度は普通の日常を過ごしているクラスメート達をどこか見下すような優越感に酔いしれほくそ笑みます。
もうこいつらと私は違う世界で生きてるんだな… 闇(うら)で生きてく私と 光(おもて)で生きている一般人
そりゃそうか… 私みたいに高一でキャバやってる腐れ女いるかって いねーか ふふ…
あの番組がうけたとか部活だりーとかそれが普通だわな…
かたや私は欲にまみれた不夜城で呟くんすわ It’s a true world.
イっちゃってる…? あっそれ誉め言葉ね
このモノローグもなかなかのものですが、元ネタが2chのコピペにあるらしいですね。
そして意外なところで行動力があるのがもこっちです。なんとバイト先の下見をしようと夕方5時の新宿歌舞伎町にやってきます。もこっちの住所が幕張だと仮定すると新宿まで片道およそ1時間ですから、これだけでももこっちの努力を褒めてあげたいところです。まあ高校生ならそれくらいはできて当たり前なんですけど。
しかし歌舞伎町までやって来た後は見るものすべてにビビらされ翻弄され、精神がすりきれそうになっている所にかかって来たお母さんからの電話で安心して涙ぐんでしまい、結局下見はできずにそのまま帰宅するというオチがつくのでした。基本的に家と学校とその近所が行動範囲となっているもこっちですが、今回のエピソードはちょっとした冒険といった感じがして私は好きです。
ところでこの日の夜のメニューはお母さんによるとすき焼きだそうですが、黒木家の家族が4人全員そろって食事をしているシーンを想像する事ができないのは私だけですかね?
