単行本6巻13ページ目(喪47:モテないし昔の知り合いを思い出す)のもこっちのモノローグ。
自分はすっかり忘れていたくせに、久しぶりに再会したこみちゃんと仲良くなれるかも知れないとアプローチを開始するもこっち。相手もぼっちだからかいつになく積極的なもこっちに対し、過去のいきさつからもこっちを警戒するこみちゃん。
しかしそんなこみちゃんも、もこっちの弟である智貴も同じ高校に入学していた事を知って急に態度を変化させます。簡単に言えばこみちゃんは智貴が好きだった訳ですね。そんな智貴の話題でぎこちないながらも好意的にもこっちに話しかけるこみちゃんに対し、「人の弟に性的関心を抱いてる!?」と今度はもこっちの方が警戒心を抱きます。
「じゃあ (智貴に)ここに来てもらう」と提案するもこっちに対し、顔を真っ赤にしながら否定するこみちゃん。智貴の話題になった途端のこみちゃんのあまり態度の変化にもこっちはだんだんイラつき始めますが、昼休みが終わったので二人は図書室から廊下に出ます。
智貴の話題は単なるきっかけだったのか、それとも内心では智貴が目当てだったのかどうかはとりあえず置くとして、廊下を歩きながらこみちゃんはもこっちに対し「正直あんたのこと昔はあまり好きじゃなかったけど今なら仲良くなれる気がする…」と過去を水に流して和解する事を提案します。が、この一言でもこっちにスイッチが入ってしまいました。
なんなのコイツ!? 面と向かって好きじゃないとか!? それ言ったら戦争だろうが!!
思ってるうちはまだしもそれを口にしたら戦争だろうが!!
このくらいで戦争になるなら、トモモテのもこっちとこみちゃんは核戦争になって草木の一本も残らないと思います(笑)。まあこのセリフはご存知カイジのセリフのパロディなんですけど、カイジとはまた別の意味でもこっちの矮小さを強調しててとても良いと思います。
結局こみちゃんの名前以外は思い出したもこっちに、こみちゃんは智貴の目の前でまたもや恥をかかされ、二人が仲良くなる芽は早々と摘まれてしまったのでした。